2016/08 Matterhorn登頂記(きっかけ)

きっかけは、冬季赤岳へのガイド登山。

2015年12月年末に冬山登山を始めたいと思い、ガイド登山を申し込んだ。
赤岳鉱泉の山荘で宿泊した夜、ガイドと打ち合わせをしながら 教えてもらった情報。
ヨーロッパアルプスでは、ガイド登山が盛ん。
日本でもそんな文化が定着すれば・・・。
マッターホルンもガイド登山で登ることが出来る・・。

翌日、無事に赤岳に登頂。
冬山の魅力を味わえた、楽しい山行だった。

「自分もマッターホルンに登ることが出来る・・・。」
・・・頭の片隅に、その言葉が静かに記憶された。

スイス往復航空券 チケット予約

2016年4月に渋谷で映画を観た帰り道、HISの看板を目にして、ふとマッターホルンを思い出す。

スイス行きのチケットは、いくらするのだろう・・。

カウンターで接客してくれた方に、「マッターホルン登山に挑戦してみたい」と伝えたところ、笑顔で応じてくれた。

往復チケットは想像以上に安い値段。
キャンセル料もかからないとのことから、思わずその場でチケット予約を決めた。

どこまで行けるかわからないが、とりあえずやってみようか・・。ふと思いついた行動から、気持ちにスイッチが入ったのを感じた。

再びガイド登山

年末にお世話になった山岳ガイドに連絡を入れた。「教えてくれた通り、マッターホルンに挑戦したい。」
ガイド登山とはいえ、登頂に向けて練習をしたい旨、申し出た。

6月中旬、残雪の穂高連峰 北穂東陵ルートから北穂山頂を目指した。

前日夜、涸沢の山荘で・・、
登頂に向けてどんな準備が必要か?
麓のツエルマットという町のこと、
マッターホルンの山域の様子、
マッターホルンの登頂は、スピードが大切。
それに見合う体力をつけること・・
色々と教えてもらった。

翌日は実地での訓練となり、雪・岩ミックスでのアイゼンワーク、ガイドとザイルで繋がれての歩き方、ヨーロッパ登山ガイドのクセや特徴など教えてもらった。

北穂高東陵から涸沢に下山して、「あと1日残れれば前穂での練習をおススメする・・。」との提案ももらったが、仕事の都合もありお断りした。

これからの練習として、
夏山となるが、西穂高~奥穂高の岩稜帯ルートを安定感のある動きとそれなりのスピードで縦走できればいいのではないか・・同ルートを往復するような練習をススメられた。
貴重な情報、経験と今後の課題をもらい、穂高をあとにした。

 

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